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【第7回】マニヤン麻里子氏 株式会社TPO代表取締役 vol.4

Date 2021.02.12

谷家理香の周りの素敵な生き方をされている方達に、その方が考えるWell-Being Lifeとは?をインタビュー形式で伺った内容をご紹介する、「あの人のウェルビーイング」。第7弾は、コーポレート・コンシェルジュサービス、株式会社TPO代表取締役のマニヤン麻里子さんにお話を伺いました。

プロフィール: 一橋大学社会学部卒、仏HEC経営大学院修了。東京で生まれ、3歳から9歳までニューヨーク、21歳から24歳までパリで過ごす。大学院修了後、パリの雑誌系出版社にてグローバルマーケティングを担当。帰国後、仏ソシエテ・ジェネラル証券、米ゴールドマン・サックス証券会社等で金融商品開発や営業に従事。2016年に株式会社TPOを起業。UWC ISAK Japan評議員。新しいヒト・モノ・コトとの出会いや挑戦が好きで、趣味はジョギング。

谷家理香氏 株式会社ウェルビーイングTOKYO代表取締役
【第1回】高橋百合子氏 E.OCT株式会社代表取締役
【第2回】エドワード鈴木氏 鈴木エドワード建築設計事務所代表
【第3回】日沖健氏 日沖コンサルティング事務所代表
【第4回】杉山文野氏 トランスジェンダー活動家
【第5回】Rajshree Pathy氏 Rajshree Group of Companiesチェアパーソン兼マネージングディレクター
【第6回】梶原建二氏 ニールズヤード レメディーズ社長

働く女性をサポートしたい!

フェミニスト的なところがあって、いろんなカルチャーにいたからなのか、日本での女性の権利や人権、社会的な立場に敏感で、不平等だと思っています。日本だとそういうことを表立って言うこともあまり受け入れられない。だからこそそれを解決したいというのは一つあります。怒りにちかいような気持ちを持つことも。

なるほど。それでTPOでも女性を支援していきたいという気持ちが強い?

すごく強いです。女性を支援するためには男性も、社会全体も、企業も巻き込んで考え方を変えていかないといけなくて、そのためには私のサービスはワーキングペアレンツという括りで扱う。でも今はとても良い兆候です!男性の方からの子育ての相談が多いんです。もっと子育てに関わりたいという男性が間違いなく増えています。男性は相談相手がいないという実態もありますからそこを支えたい。

アーティストのように生きたい

4番目があなたにとってのウェルビーイングとは?

私は大学時代に劇団で英語の家庭教師として雇ってもらっていて1年半くらいみっちり俳優さんたちと一緒に仕事に打ち込んでいました。その時に触れた俳優さんたちの生き方にすごく影響をうけ、アーティストのように生きられたらなという憧れがずっとあります。

私にとってのウェルビーイングとは、アーティストのように情熱をもって学び続け、そして表現し続けていける状態ですね。まだまだ、目指しているだけで遠い存在ですが。


アートもお好きなんですよね?お宅にも沢山アートがありましたね。

そうなんです。作品を見ながら、そのアーティストの情熱や時代背景などを想像して波動を受けるのか好きで。

そうなんですね。

会社は私自身の全てを注ぎこんでいるアート作品

私自身はやっぱりアーティストになれないですけど、今は会社をつくって、今まで培ってきた人間関係や学んできたことなど色々なものを今一つの場所に、会社に注ぎ込んでいる。私にとってそれはある意味会社を作っていくということがアートです。自分の人生をアーティスティックにデザインしていったり、マネジメントしていくという。

すごく素敵。持てるもの全てを注ぎ込まないと会社ってできないですよね。

できないですね。もう注ぎすぎちゃって空っぽですが(笑)、こっちは干からびちゃったみたいな感じで(笑)

それがアートオブリビングね、それは全ての人がそうかもしれないですね。自分の人生を生きること自体が1つ1つのアート。

多分アーティストって自分自身ととことん向き合い、向き合うことから逃げられないお仕事だと思っています。でも私たちはなんとなく逃げられちゃう。アーティストの自分と向き合う強さ、そこから何かを生み出し続ける大変さ、それを貫き通す情熱。本当に尊敬します。

ゼロから100を作って空っぽになってまたそこから生み出すということの繰り返しですものね。

それを本当に私は尊敬していて憧れています。

なるほど。でもアーティストにはなれないとおっしゃるけど、でもいつかは。

そう!いつかどこかで(笑)

毎日の健康習慣は運動

最後にウェルビーイングのために何かしていらっしゃる毎日の習慣はありますか?

毎日の習慣はやっぱり運動です。走ったり筋トレしたり、今は暗闇の中でみんなで自転車を45分こぐというのにはまっています。音楽を聞きながら。最後自分に拍手するという。「麻里子頑張った、エライ!」って。(笑)それを続けて2クラスとかとります。90分。

有酸素運動90分!体力ありますね。

体力はありますね。1日最低3食、8時間は寝ているので。でもお昼寝とかできないんですよね、時間がもったいなくて、行動しないといけないので。

かなり生き急いでいますよね。

そうなんですよ(笑)だからできればよく4時間睡眠でハッピーに生きている人たちがうらやましくて、そしたらもっといろいろできるなと思うんですけど。1日3食、8時間睡眠でいかに残り時間を走り回るか、みたいな。

すごい、なるほど。今日はどうもありがとうございました。

谷家理香インタビュー後記:

麻里子さんの華やかな経歴や、いつも笑顔でエネルギッシュに仕事に取り組んでいる姿からは想像できないような、コンプレックスや悩みがあるというお話を伺って少し驚くと同時に、そういう気持ちや経験を全てもっとより良い方向に変えていく行動の原動力にされているというところに感銘を受けました。

またフランスやアメリカでの生活、外資系企業、日本社会での就労という様々な文化や環境を経験する中で、個人軸で実感した「多様性」の重要さを社会軸レベルでも改善していきたいという熱い思いと個人としてのウェルビーイングとのバランスのとり方など、とても参考になるお話でした。

今の時代、特にコロナ禍でどんな人でも、さまざまな事が重なり精神的に辛くなり袋小路に迷い込んでしまう事が起こりえます。自分自身の脱出方法をもっておくこと、そして手助けしてくれる場所を確保しておくことは、切実な問題だとおもいます。働く人に寄り添うパーソナルコンシェルジュサービス、今後もっと広がっていくと確信しました!

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