小さなスペースに季節を飾る - お正月 -
Date 2020.12.02
錆鉄台座は不思議と和にも洋にもマッチしますが、和のものを飾るとき錆鉄の持つ直線的美しさがより際立つ気がします。特に新年のようにすこし背筋を伸ばしたいような時には、錆鉄台座は空間を引き締めてくれます。
鏡餅を飾る
日本の豊かな節句文化の中でも別格なのはお正月ですね。錆鉄は節句を飾るのにもぴったりですがが、まずは是非鏡餅を飾ってみてくだざい。
もともと鏡餅は神様へのお供え物。元旦にその年の歳神様は1年の幸せをもたらすために各家庭に鏡餅をめがけて降りてくるそうです。鏡餅はお書月の間の神様の依り所。神社などでよくみる三方(さんぽう)に載せて床の間においてある鏡餅を見ますが、そういう意味があってのことなのですね。三方が無くても錆鉄台座を重ねた上に鏡餅をおいて歳神様をお迎えするというのも、新年の幸せいただけそうですね!
神様を迎えて松の内があけて下におろし鏡餅をいただくことで神様のパワーをいただき1年間の無病息災を祈るという意味があるといいます。因みに2段にお餅を重ねるのは陰と陽だそうで、何気なく飾っている鏡餅にも沢山の意味が込められている深いものでした。
錆鉄台座で気負わず「格」を上げる
床の間がなくても「錆鉄台座」があれば大丈夫、錆鉄台座を置いた場所が「床の間」になります。リビングはもちろん玄関や寝室、デスクの小さなスペースを「床の間」に格上げてしくれますから。
こちらは書斎に小さな鏡餅を1段の錆鉄台座に置いてみたところ。
小さなリチュアル(儀式)を大切にする
私も毎日慌ただしくバタバタしていますが、無病息災を願いその小さなスペースをいつもより少し念入りにお掃除して、「無病息災」を願って錆鉄台座に丁寧に鏡餅をお供えします。それだけでなんだかその場が凛として気持ちも整う気がします。今年は本当に大変な1年でしたので、来年に願いをこめていつもよりもっと丁寧にやりたいですね。
こういった古来からの習慣や行事って季節の節目、節目にきちんと心身を整える意味があってあらためてすごいな、と思います。
鏡餅以外にも盆栽やお目出たい物を載せるのもこの時期おススメです。一気にらしくなります。