Perfect Health Retreat6日目まとめ@チョプラーセンター in San Diego
Date 2019.02.17
変わった!6日間でのアーユルヴェーダのパンチャカルマ(5つの浄化療法)
長かったようであっという間だった6日間のサンディエゴの美しいチョプラーセンターでのリトリートが終わりました。チョプラー博士の著書は90冊以上にものぼり、アーユルヴェーダのホリスティックな医療と西洋医学の両方の見地から、「パーフェクトヘルス」を手に入れるためのヒントがいっぱい詰まったリトリートをサンディエゴのチョプラーセンターで行われています。
今回初めてリトリートに参加してこれはとっても凄い!と思ったので1日目から6日目まで毎日レポートをしましたが、長いので(笑)、1日目とこの6日目のまとめを読んでいただけたらとおもいます。これで興味が沸いた方はぜひ2日~5日も読んでみてください。
①甘いものもコーヒーもまったく欲しくなくなった!
食事はやっぱりとっても大きなファクターなんだと改めて今回感じました。食事は3食インド料理をベースにしたビーガンでした。基本のメニューは以下のような感じのビュッフェで量は各自好きなだけとります。毎食かならずギー(バターから不純物の除いた澄ましバターみたいなもの)とショウガのスライス、レモンはついています。ギーは滋養強壮のため、ショウガ+レモンは消化力(アグニ)促進のため。写真のみかけはあまりよくないかも?ですけれど美味しいです!
朝:オートミールに林檎を煮たもの。とアーモンド、レーズン、シナモンなど。
昼:キチャリ(インドのお粥)豆料理、スープ、焼き野菜
夜:何かしらのライス、豆料理、スープ、焼き野菜
乳製品の例外としてアーユルヴェーダではオージャス(生命力の源)を増やす素晴らしい食べ物とされているのではいっていますが、たんぱく質は豆、野菜も果物も基本は生はなし、グリテンフリー、肉も魚も一切なしの1週間。
スパイスは入っていますが基本的に味付けがほとんどない感じで素材の味だけ。脱落して水曜、木曜は食事に現れないいひともいたし、最終日のランチはホテルのレストラン行こうよ、と誘われたけれど私は個の食事に少々飽きてはきたけれど、卵が欲しいとか、肉が欲しい、とかそういうのは一切感じませんでした。
そして6日間たって気が付いたのは、どうしても止められなとおもっていた甘い物を全然欲しくないということ!これにはびっくりしました。コーヒーもそれほいつも飲んでいたわけではなかったのですが、それでもたまに欲しいな、と思うことがありました。でもとにかく、ケーキ、クッキー、パン、チョコレート、コーヒー、紅茶、カプチーノ、そういった今まで大好きだったものが全然ほしいと思わない!食事の他に緩やかにデトックスするファイバージュースを1日2回、AMサプリ、PMサプリなるファイバー系のハーブサプリを飲んでいましたが、これも良かった!1日目から実感できます
そしてその分もちろん体も軽いし心も軽い。外で買うスイーツは当然白砂糖を使っているものがほとんど。太るし血糖値も激しく上下するので止めたいとおもっていたのですが、無理だとおもっていたので「時には昼食はパンケーキでいいや」とおもっていたくらいなのですが、やはりこれは単なるある種の「砂糖中毒」だったんですね。これに一番驚きました。
②砂糖中毒が抜けたらマインドがなんて楽なんだろう
普段から小麦粉系の甘いものが好きで一日1つは何かマドレーヌとか食べていました。そのほかに何かストレスがあると特にチョコレートを食べたくなって食べては心を甘やかしてあげているつもりだったのですが、この欲求に罪悪感もあるし体重も気になるので我慢しようとするのもストレスだったとおもいます。この甘いもの食べたい欲求がないってこんなに楽だったんだ。自分でも驚くほど。これがある種のストレスだったということに気が付いてもいなかったことにも驚きました。この甘い物の欲求がずっと普通の生活の戻っても収まったままなのかはちょっと様子をみてみないとわかりませんが、目から鱗の体験。
③全身オイルマッサージ6日間で目のクマ撃退!
もう一つとっても嬉しかったのが、私の一番の悩みだった眼精疲労からくるいろいろな問題が軽減したこと。目の疲労はピッタ(火)のドーシャが悪化しているということなのでピッタを鎮静化するオイルを使っての全身オイルマッサージ、アビヤンガを6日間毎日受けました。そしてそのあとミストサウナで発汗。オイル+発汗するデトックスです。
そして極め付けは5日目に行われたギーを目に入れるネートラがすごく良かった!この後、部屋に帰ってみたら、クマがなくなっていました!。半年ぐらい悩んでいたのですが、やはりアイクリームを使おうが、コンシーラーを使おうが、対処療法では効果はあまり期待できない。たまった疲労を浄化して、血行を良くして栄養を身体の内側から入れるのに越したことはないのですね。疲れがとれるのはともかくこれは期待していなかったのでボーナスで嬉しい!
④お腹がぺったんこに。。
これは規則正しい食事と間食をしなかった(できなかった)こと、それと朝晩2回 ファイバーの粉を大匙1とオイル小さじ1を水500mlに溶いたものと、そのほかにファイバーのハーブサプリカプセルを飲んでいたことによります。普段便秘などはないタイプですが、こちらの緩やかなデトックス作用は思いのほかよかった!これなら半年に1回くらい家でもできるかな。。ただ外食などでがっつり重い食事をしてしまうと効果がないみたいなので、きちんと1週間やれるかどうかですね。
⑤もっと気楽に瞑想を、短くても数多く
瞑想に関してはまた別の機会に詳しく書きたいとおもうのですが、チョプラー博士の瞑想の深まりの7段階というのがとても面白かったです。今あたらしい会社のウェルビーイングTOKYOのHPのために自分が思う幸福論を書いたのですが、言いたかったことがとても上手く説明されている図があっておお~となってしまいました。
それと胡坐座じゃなくちゃとか呼吸法してから、とか意外とストイックになりがちだった私の瞑想ですが、チョプラーセンターではリクライニングするグランディングチェアが瞑想室にあってこれがやってみたらなかなかいい!椅子に腰かけてクッションを置いてやっている人達がほとんどなのですが、これもなんとなく抵抗があったのですが今回何回かやってみたらとってもよくてとっても深く瞑想できました。もうちょっと気軽のやったほうがいいなと実感。
⑥味覚が敏感になった
そして帰りの飛行機に乗って驚いたのですが、味付けがすべてものすごく濃くて食べ物本来の味がしない感じがするのです。後処理でパンチャカルマのあとあまり急激に食べるのは良くないので、軽食の中華風お粥と和風野菜スープを頼んだのですがとにかく味が濃く感じてあまり食べられませんでした。絶食もそうですがパンチャカルマも実は後処理がとっても大事で、ここは徐々に身体をならしていかなくてはいけないので、絶対無理は禁物。といいながら6日目最後のトリートメントが終わり着替え一回だけ名残の瞑想をするともう空港に向かいましたが、本当は後処理という回復期も含めてがパンチャカルマなので今後の感じはまた要観察。
『ホリスティックにアプローチすることの重要さ」
今回6日間のPerfect Health Retreatを終えて自分でも予想もしなかった変化があったのはやはりマインドでした。本当は全部自分の中にあり十分なはずなのに、何か足りない気がしてそれを何かで代用するように甘い物を食べる。一時的に血糖値が急激に上がることで興奮状態になり一時満足するけれど、今度は急激に血糖値が下がるので今度は気分にむらがでる。最近よく言われている血糖値が上がらない食事法などあげられていて私も目にして知っていたのですが、身体とマインドが変わらない時にそれを無理にやろうとするとそれが今度はストレスになりリバウンドのように反作用があったりする。
今回改めて思ったのは、「ホリスティックにアプローチすることの重要さ」です。デトックス、ヨガ、瞑想、そして知識、食事。全部一緒にやってこそ様々な化学反応的な効果があり自分でも思いもよらなかった変化や気付きに感動します。そして結果としてPerfect Health。
Well-Being = ボディ・マインド・スピリットのバランス
単体ででもヨガや瞑想やアーユルヴェーダ、マインドフリネス、食事法などはどれも完成された美しい宇宙の法則のようなものなので、家で1つでもやればその効果を実感できる素晴らしいメソッドですけれど、それらが全て揃った生活をしたときに初めて、これらの1つ1つの要素が複雑に計算されつくされた、もっと大きな美しい絵の一部だったということがわかり、「そうだったのか!そういうことだったんだ」と全ての謎が一瞬とけたような感じがします。宇宙の意志、愛みたいなもの。その時のなんて世界の美しいことか。だから「Perfect Health」の「Perfect」にはそういった意味が含まれている気がします。
この一瞬かいまみれるような美しい瞬間は長くは続かないのですが、ただ見たことがあるのとないのとでは全然違う。そしてこれは知識ではなく、「経験」です。ボディ(身体)、マインド(心)、スピリット(魂)のバランスが取れた時自分の身体を通してのみその人が経験できる、大げさにいうと奇跡のようなもの。Touch the heavens.
アーユルヴェーダはボディ(身体)、マインド(心)、スピリット(魂)のバランスが取れてこそ健康だといっています。リトリートはたった6日間のこと、ただとっても大きな学びになり、今は参加できたことや、こうして身体を通じてのマインドの変化と理解、プログラムを作ってくれたチョプラー博士、サポートしてれたスタッフの人達、同じ場所に同じ時に集まった26名の仲間、こういったすべてのめぐりあわせ全てに感謝が沸き起こりました。私のボディ、マインド、スピリッツがとっても満たされた6日間でした。